
最近、嫁の負担を減らそうと料理をするようになりました。一汁三菜を基本に、ちゃんとしたものを作ろうとするのですが、段取りから食材の切り方、焼き方など意外に難しく苦戦しています。独り暮らしの時はそれなりにやっているつもりでしたが、できる人を目の当たりにするといかにやれてないか自覚することとなりました…。
というわけで、ちゃんとしたやり方の料理を覚えようとしたところ、今までの自分の料理の知識が、如何にいい加減だったのかよくわかりました。
特に火加減に関していうと、弱火・中火と思っていたものが、実はどちらも強火で料理をしていたことが発覚。どうりで焦げよりの料理になってたわけだー^ ^;
ということで、ここではガスコンロの火加減の違い・定義について簡単にまとめてみました。
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ガスコンロの火加減について

昔と違って、今どきのガスコンロには、火加減の調節がレバーやボタンで所定の位置で停止できるものが多いです。
ただ、ガスコンロが安価なものについては、強火・中火・弱火などが印刷されているだけで、自分で調整しなければならないものもまだまだあります。
ここでは、そんな便利なコンロを持っていない人向けに、覚えておいてほしい火加減の定義をご紹介します。
強火
強火は、炎が鍋底全体に勢いよく当たっているが、鍋底から炎がはみ出していない状態。鍋のサイズに合った火加減に調節します。
沸騰させたり、焦げ目をつけたりする場合に使用。

ちなみに、炎が鍋底からはみ出すのは、ガスが無駄になり、熱効率も悪いそうです。
また、他のものに引火する恐れがあるので、鍋底からはみ出さないようにしましょう。
中火
炎の先端が鍋底に当たるか当たらないかくらいの火加減。材料を似ている場合、煮汁がフツフツと煮立ち、なかの材料がゆっくりと動いている状態となります。
一番多く使われる火加減です。

弱火
炎の先端が鍋底とコンロの中間くらいになる火加減。炎が直接、鍋底には当たっていない状態。長時間静かに煮る場合に使います。
なお、材料を煮ている場合、煮汁はコトコト波打つ程度になります。

とろ火
弱火よりもさらに弱く、火が消えないギリギリの火加減。煮汁の表面がゆらゆら波打つ程度となります。
ただし、火が消えないギリギリの状態と言うこともあるので、煮こぼれや風で火が消えてしまうとガス漏れとなるので目を離さないように気を付けましょう。

補足
強火・中火・弱火のそれぞれの定義は以上となります。ここでは補足としてこれらの火加減が、どんな料理に適しているのかを最後にご紹介します。
▼強火の使用例
・炒め物を素早く炒める
・煮汁を煮立たせる
・肉の焼き始めに焼き目をつける
▼中火の使用例
・煮物の具材に火を通す
・肉や魚の中心まで火を通す
▼弱火の使用例
・具材をじっくりコトコト煮込む
・油に香りをじっくり移す
・トロトロ食感のスクランブルエッグ
執筆者:やわらかぱんだ
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